増やせサテライトオフィス
徳島県は過疎化が最も激しい県の一つだ。しかし、サテライトオフィスの進出が50社以上と、日本でも最大クラスに激増している。コロナ後のリモートワーク急増を考えると、この潮流をさらに後押しする政策が必要になる。
県内では神山、美波両町が誘致に成功した。大都市に本社を置くIT企業が、コロナ以前からサテライトオフィスを開設。神山では里山の改築古民家、美波では海辺で仕事と趣味の両立というライフスタイルが受け、都心から優秀な若者が志願してやってくるという。
だが、両町間の自治体(小松島市、阿南市、勝浦町など)は進出実績が振るわない。地区により、なぜ進出企業が増大したのか、なぜ進出がないのかの原因分析が必要だ。
幸い阿南市にでは那賀川町に「コワーキングスペース」があり、サテライトビジネスが体験できる。原因に合わせた対策と、交通、宿泊、経費試算などと合わせ、関係企業に魅力を売り込み、進出企業を増やすことが地域経済浮揚のカギをにぎっている。
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