投稿が鍛える力
先ごろまで暮らしていた大阪では、電車の乗客がほぼ100%マスク姿で、ほぼ100%スマホで情報収集をしていたのが印象的だった。ツイッターなら簡単につぶやきを送信できるし、学校の欠席連絡もLINEで行うほど、当たり前になっている。
アメリカの前大統領トランプさんは真っ先にツイッターで意見を述べる手法を定着させた。記者会見などは時代遅れなのか、あまり採用しなかった。これは、世界中の市民がスマホを通して、インターネットから情報を得ていることが背景にある。
だが、簡単に発信できるがゆえにフェイク(偽)情報も多い。ファクトチェックという情報の真贋を検証するサービスまで現れたほどだ。
それに比べ、徳島新聞「読者の手紙」は、簡単にアップできるものではない。 決められた文字数内で、持論をいかに完結明瞭に伝達できるか。能力のすべてを使って集中して書く。編集者による内容の検証がつきものだから、日の目を見ないボツもある。それでも投稿するのは、持論が社会的に有効かどうか。地域の福利向上につながるかどうか。それをうかがい知る醍醐味があるからだ。
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