地元で豊かな人生を過ごすには

私は、都市と地方の経済格差や職業格差を埋める方法を考えている。


この前に、まずは学校格差が存在していることに気づいた。 本県には、高校までは県内に受け皿がある。だが、それ以上の大学や専門学校をみると、一気に地元充足率が下がる。進学したいなら県外に出なければならない。いったん県外に出れば「就職はそのまま他府県で」となる。本県で人材育成にかけた手間暇やコストを、残念だが他府県に譲り渡すことになる。


 では、Uターンの効果はどうか。


Uターンは職業経験を本県に還元する好機である。しかし、実際は採用に年齢制限があり、高齢者には再就職の機会がほとんどない。政府は「職業人生70歳まで」と勇ましいが。


地方生活のあるべき理想は、教育、職業、老後を地元に収束させることだ。そのためには産業構造の変化を先取りすることが重要だ。


 これからはリモート化・デジタル化を担う産業を誘致できるかどうかが命運を握る。プログラミングやバーチャル技術などは、光回線があれば地方のハンデもなく渡り合える。産業構造の変化をとらえることで、生え抜きの阿波っ子が地元の活力を支えることにつながるだろう。.

栗本、敬浩。

徳島県阿南市でコピーライター&キャスターとして活動する栗本敬浩のサイト。

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