食糧安全保障が緊急テーマ

世界中で異常気象がおき、大洪水になっている。これらの報道から起こりうる事を想像するのは難しくない。食糧危機だ。早急に対策を取ることをお奨めしたい。


 ドイツ、オランダ、ルクセンブルク、スイスベルギー・・・。欧州ではここ100年で最大の豪雨がおき、洪水が発生した。アジア、中国でも大洪水。インド北部では、ヒマラヤの氷河が崩れて、大洪水が発生している。


 まずは人命保護が急がれるが、もうひとつの懸念は食糧問題だ。洪水で穀倉地帯が水没し、穀物に壊滅的な打撃。


じつは中国は穀物輸入国に転じている。昨年12月には、中国はインドから10万トンのコメを輸入する契約に調印した。それでも補いきれない水害だが、インドだって大洪水に遭っており、おちおちコメ輸出もできない。


皆さん日本の食糧自給率をご存知だろうか。なんと38%。洪水でなくとも「運賃」がコロナ禍の影響で2~4倍に値上がりしており、食糧価格を押し上げている。


さらに、食糧輸出国が禁輸に踏み切れば、日本は確実に飢えてしまう。 今や、食糧安全保障が緊急テーマとなった。本県では農業県の強みを最大限生かして、食糧増産と安定供給をお願いしたい。消費者は余裕をもって備蓄することも自衛につながる。

栗本、敬浩。

徳島県阿南市でコピーライター&キャスターとして活動する栗本敬浩のサイト。

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