空き家、菜園のマッチング事業を
県内郡部へ移住したくて空き家探しや、週末菜園の農場探しをしようとしても、民間の不動産情報がほとんど提供されていない。自治体の情報開示も県内で数えるほどだ。
その結果、「移住を見送ったり」、「家庭菜園をあきらめたり」というような機会損失がおきている。
そこで、借りたい人と貸したい人を結びつける「マッチング」が事業になりえる。そうはいっても、希望者数は限られているため、民間主導というより地方公共団体による公共サービスの色合いが濃くなるだろう。
まず、貸し手である空き家や空き農地をデータベース化する。借り手はそれをみて、「いいね」を送ったり、質問したりする。担当者はそれに答え、納得知れば実際に現場を案内するという流れだ。
成約を貰うためには、借り手の立場に立って興味を持ってもらうプロフィール提示が非常に重要だ。間取り、写真、設備条件、周辺環境、などをもれなく登録して、借り手の「いいね」を発掘するくらいの意気込みは必要だ。
地方公共団体にとっては人口増加と、遊休農地再利用の切り札となりえるだけに、こうした「マッチング事業」に対して、早急に取り組む必要性がある。
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