新駅は簡素化で(新聞掲載)

徳島文化芸術ホール(仮称、新ホール)の建設にあわせて整備するJR牟岐線の新駅については、賛否両論が上がっている。

反対意見はこうだ。JR牟岐線はそもそも利用客が少なくて、採算が合っていないという状態。徳島新聞の記事では「徳島県内の全線で赤字」との事(2019年2月)。コロナ自粛になってから、利用客の減少がもっとひどくなった。乗客減少は新駅建設だけで解決できるものではない。

そこで提案だが、費用対効果を考えると「臨時停車駅」でもよいのではないか?新ホールでのイベント開催日時に合わせ、臨機応変に停車する案だ。さらに無人駅にすれば駅員など人員コストもかからない。

しかし、バリアフリー化は必須でエレベーターは各ホームに装備する。新駅は健常者であっても徳島駅から徒歩9分、阿波富田駅から徒歩12分の距離があるため、これを「遠い」と感じるハンディキャップを持った人には朗報だ。車イスならもっとかかる。今後、高齢者はますます増えるし、自動車運転免許証を返納した年齢層の方が移動するには公共交通機関が頼みの綱になるので、この福祉交通の面からも新駅計画は推進したい。

※徳島新聞 読者の手紙掲載

栗本、敬浩。

徳島県阿南市でコピーライター&キャスターとして活動する栗本敬浩のサイト。

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