すばらしいわが県の条例

「コロナで何が変わったか、変わりつつあるか」と考えたとき、全体主義的な風潮が増しているのではないだろうか。


安全性や効果効能を調べると、どうもはっきりしない点があるのがワクチンだ。なので、接種は本来任意である。だが、「国民全員が接種するのが当たり前」と考える風潮が高まっていると思う。


例えば、山梨県からは「ワクチン接種を終えていない人に不要不急の外出自粛を要請する」という案が飛び出した。また、「ワクチン未接種者は解雇する」という会社は存在するし、オーストラリアやニューヨーク市では「ワクチン未接種者は逮捕する」とまで過激になっている。


これはワクチン未接種者への差別にあたる。この差別禁止を規定した条例は、わが徳島県をはじめたった8県。市では明石市はじめたった3市にとどまる。

しかし、私は県民として胸を張りたい。 日本の憲法第97条は、「基本的人権は侵すことのできない永久の権利」であると歌い上げている。自由と人権は近代民主国家が到達した、人類に不可侵の権利だ。そして、ワクチン接種への対応もまた、憲法第97条の保障下にあると思う。その憲法理念にそぐう徳島県の同条例は、県民の宝だ。

栗本、敬浩。

徳島県阿南市でコピーライター&キャスターとして活動する栗本敬浩のサイト。

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